KORG Gadget BilbaoでGetWild Kit

今回も前回に続きKORG Gadgetネタです。 今年はTM NetworkのGetWild 30周年ということで、GetWild Kitを作成してみました。 GetWildといえば、サンプラーを使った演奏が有名ですね。ということでKORG Gadgetで GetWild COLOSSEUM版のイントロでのサンプリング演奏部分を作成してみました。


KORG Gadget BilbaoでGet Wildサンプリング

KORG Gadgetのサンプラー

KORG Gadgetでは標準でサンプラーを使うことはできないのですが、アプリ内課金で購入することができます。サンプラーにはBilbaoとAbu Dhabiの2種類がありますが、今回はBilbaoを利用します。

BilbaoとAbu Dhabiの違い
Abu Dhabiはサンプリング波形を切り刻んで各パッドに割り当てるので、1つのキットに対して1つのサンプリング波形しか使えません。Bilbaoはパッド毎にサンプリング波形を選択できるので1つのキットで複数のサンプリング波形を扱いたい場合はBilbaoになります。

GetWild Kit作成手順

必要なもの

  • GetWildの曲データ iTunesで購入したものでも、CDから取り込んだものでも大丈夫です。
  • MusicMix 曲データからの切り出しに使います。
  • Dropbox MusicMixからGadgetへの転送に使います。
  • KORG Gadget + Bilbao サンプラーです。

手順

1. MusicMixを使ってGetWildから切り出し

Bilbaoには1曲まるごと取り込むことがてきないので、MusicMixを使って必要な部分をざっくりと切り出します。

  1. MusicMixを起動して+ボタンタップ
  2. MusicLibraryからGetWildを選択
  3. 必要な部分を選択
  4. 次のステップで進んで保存
  5. 一覧からiボタンをタップしてシェア
  6. Dropboxに保存

2. Gadget BilbaoでKit作成

  1. Gadget Bilbaoを起動してProgramからBilbao Initを選択
  2. パッドを選択して先ほど保存した波形を設定
  3. 波形調整
  4. BilbaoにKitを保存します。

以上の手順で完成です。あとはパッドをタップして演奏したり、ステップ入力したりプリセットのKitと同じように扱えます。

まとめ

KORG Gadget Bilbaoを使うことでGetWild簡単に作成できますね。ひと昔前ならそれぞれ数万円はするシンセ、シーケンサーサンプラーMTRを合わせたようなことが今ならiPhoneとアプリだけでできてしまうのはすごいことですね。まあiPhoneだけで10万近くはしますが…。

KORG Gadget

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